高額な借入があると住宅ローンに影響


住宅ローンの審査にキャッシング枠は影響するの?

住宅ローンを検討する際にはいろいろなことが気になってくるでしょう。
「今の収入で借入できるのか」とか「組んでいるローンがあるけど影響しないか」など、普段では気にしていないことにまで気が回るようになってしまう人は少なくないと思います。
住宅ローンとなると借入額も一般のローンとは桁違いとなってくるので、不安になるのも仕方がありません。
しかし、実際のところ収入に問題なく、過去に金融事故を起こしたことがなければそんなに気にすることはありません。
ですがクレジットカードのキャッシング枠の利用は審査に影響が出てくる可能性もあるようです。
それでは、今回はクレジットカードのキャッシング枠が住宅ローンの審査に同影響するのかについて説明していくことにしましょう。


住宅ローンの審査とは?

まずはじめに住宅ローンの審査ではどのようなところが見られているのかを説明しておきましょう。
審査時には、

1.購入物件の担保評価
2.年収に対する返済比率が35%以内であるか
3.信用情報に問題はないか
の3点です。

ここでクレジットカードのキャッシング枠が関係してくるのが1と2です。
それではこの2つにキャッシング枠が同関係してくるのかを説明していくことにしましょう。


返済比例とキャッシング枠

銀行を例に挙げると審査時には住宅ローンの借入額は年収の35%以内とされるのが一般的です。
つまり、住宅ローンの年間返済額が年収の35%を超える場合には審査NGとなります。
借入額は住宅ローンを組む際はには超えないよう調整することになります。
しかし、たとえ調整したとしてもキャッシング枠で借入がある場合には、毎月の返済額がプラスされることになるために、高額な借入があり、毎月の返済が数万円になる場合には35%を越えるケースも出てくるというわけです。
少額な借り入れなら問題はないでしょうが、高額な借入がある場合にはキャッシング枠の利用が仇となって審査NGとなると考えた方がいでしょう。


信用情報とクレジット枠

クレジット枠を利用して借入を行うと、その情報は信用情報機関に登録されることとなります。
そして、住宅ローンの審査時にはこの信用情報が取り寄せられ、その利用状況が見られます。
借入状況に問題がなければ審査に影響が出ることはありませんが、返済に滞納や遅延がある場合は、審査では大きなマイナスとなってしまいます。
つまり、その人の信用が疑われてしまうのです。
住宅ローンは高額で返済期間も長いことから返済状況が健康でない場合は、それだけで審査NGとされることも珍しくありません。
そうならないためにも計画的な借入を心がけ、返済の滞納や遅延は絶対にしないことが肝心ですね。
以上のようにクレジット枠は持っているだけで審査にマイナスとなることはありません。
しかし、借入額や返済状況は審査時には必ずチェックされる項目となってきます。
キャッシング枠を利用する際にはこの点を十分に理解した上で、審査時にマイナスとなるようなNG行為だけは絶対にしないように心がけましょう。

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